2021年になり、初めての自立支援カフェを開催しました。緊急事態宣言が発令中ではありますが、オンラインのため予定通り安全に開催することができました。
今回は東京・神奈川・千葉・埼玉・神戸から、現在社会的養護の元に暮らす高校生に加えて、社会的養護を卒業した短大生・大学生・社会人も参加してくれました。皆それぞれ福祉・保育に関心のある参加者で、講義を真剣に聞いてくれました。
プログラム前半、お仕事紹介の時間のテーマは「福祉・保育のお仕事」。団体理事が講師を務めます。このテーマについて高校生たちにイメージを聞いてみると、『保育士とか子どもと関わる仕事なのかな?』などの声があがり、まずは実際はどのようなお仕事なのかを紹介しました。
福祉は児童・老人・障害の大きく3分野に分かれ、それぞれが独立した分野でありつつ、連携した包括的なケアが求められること、みんながイメージしていた保育・介護・医療や看護の他にも、建築・エンジニア・ロボット等、幅広い業界が福祉分野の発展のために活躍していることを学びました。
講義の途中で、デイサービスで働いている卒業生にも、実際の入浴介助の様子を話してもらいました。講師と参加者の枠を超えて、現場での体験談を聞けるのも、卒業生も参加者として対象にしている自立支援カフェならではの醍醐味です。介護職は力を要する仕事ですが、ロボットやシステムの機能向上により、介護職員の負担も軽減されているという実例を知ることができて、皆の理解もより深まりました。
福祉業界で働く時に必要な資格についても、多くの分野に渡って様々な領域の専門家がいることを知り、福祉・保育に対して新たな認識を持ったという感想もありました。
後半の個別相談では進路や職業選択の方法等、大人との対話を通して、じっくり考える時間となりました。また、既に進路を決めて将来に向けて頑張っている卒業生からは、具体的な悩みを相談することで、安心感を得ることができたという感想が聞かれました。
今回のプログラムで学んだことを活かし、自分にとってのより良い将来を考えるきっかけとしていただけたら嬉しいです。
次回は2月「建設のお仕事紹介+個別相談」です。皆様のお申し込みをお待ちしております。
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