オンラインチャリティー講演会の御礼

　遅ればせながら、先日開催いたしましたチャリティー講演会の模様をご報告いたします。今年で2回目となるオンラインチャリティー講演会は、社会的養護に関心をお寄せいただいた一般企業にお勤めの方々や、いつもプログラムにご参加いただいている施設の先生方、ご支援いただいている企業様、社会的養護の卒業生の皆さん等々、今年も全国から様々な方々にご参加いただきました。

　まずは簡単に団体の紹介と2021年度の活動報告をさせていただいた後、日本女子大学の和田上先生にご登壇をいただき、改めて社会的養護の現状を学びました。

　そして今回のゲストスピーカーである田中れいかさんのお話を伺いました。以前講師をしていただいたプログラムでも、子どもたちから大変好評だったれいかさんのお話ですが、今回は初めて社会的養護に触れる方にも非常にわかりやすい内容で、貴重な体験談をお話しいただきました。

　最後に社会的養護を経験して大人になった先輩方もお招きして「社会的養護の経験者を孤立させない社会」をテーマに、パネルディスカッションを行いました。色々な方面から経験者ならではのナマの意見が飛び交い、参加者の皆様と一緒にテーマについて考える時間となりました。

ご参加いただいた皆様から寄せられたアンケートの一部をご紹介いたします。

「社会的養護を体験した方の、社会へ出てからの苦労や不安、自立への課題など直接聞かせていただき、とても勉強になりました。特に、経済的問題や心理的孤立感などが、印象に残りました。当事者に寄り添った、スタッフのこれまでの自立支援についても、敬服いたしました。貴重な体験となりました。ありがとうございました。」

「支援者（応援団）のお声、当事者だった方々のお声両方を聞くことが出来るとても貴重な講演会に参加させて頂きありがとうございました。」

「普通に生活していてなかなか知ることがなかった情報に触れることができ、大変貴重で有益な時間となりました。実体験者だからこそのリアルな声は心に響くものがあり、自分がこれから何ができるのか、改めて考えてみようと思いました。ありがとうございました。」

　今回の講演会で皆様からお寄せいただいた金額は132,000円となりました。今後も皆様のご支援をいただきながら、頂戴したご意見を力にさらなる良い支援を目指してまいります。今後も何卒よろしくお願い申し上げます。