今回はオンラインで開催した自立支援カフェ~心理のお仕事~の様子をレポートします。
参加者からの人気が高く、3年連続の開催となった本テーマ。全国の社会的養護の元に暮らす中学生~社会的養護を卒業した社会人が参加し、心理職に就く講師をお迎えしてお話を伺いました。
心理職と一口に言っても、様々な資格や働く場所があること、資格や給与といった心理のお仕事の仕組みを教わると同時に、ストレスとの向き合い方や、具体的な手法として『気持ちの天気』というミニワークにも挑戦しました。
紙とペンを用意して、今の自分の気持ちの状態を天気に例えて絵に描いて表現します。十人十色の絵が完成し、皆で披露して気持ちを伝えながら、同じ気持ちにも人それぞれ様々な捉え方、表現の仕方があることに気づかされ、子どもだけでなく、大人にも学びのあるプログラム内容でした。
後半のフリートークのコーナーでは、Zoomのブレイクアウトルーム機能を用いて、好きな事を話すトークルーム、心理のお話を深堀するトークルーム、お仕事のお悩みをお話しするトークルーム、の3グループに分かれてお話ししました。
好きな事を話すトークルームでは、それぞれ好きなアニメや漫画について話し合い、別の施設で暮らす参加者同士がとても仲良くなることができました。
心理のトークルームでは、今回のプログラムのテーマをさらに深掘りし、講師お勧めの気軽に読める心理学の本やYoutubeチャンネルの紹介、皆のストレス解消法の紹介等をして、より講義の理解を深めることができました。
お仕事のトークルームでは、社会的養護の卒業生で社会人として頑張っている参加者のお悩みを聞き、大人のスタッフからアドバイスをもらったり、経験談を聞いたりする様子が見られました。
どのグループも時間いっぱいまでお話が止まず、楽しいひと時となりました。
参加者から寄せられたアンケートの一部を抜粋してご紹介します。
「楽しかった。みんなの意外な一面が知れた。」
「オンラインだから色々な場所に住んでいらっしゃる方とも交流することができて、とても楽しかったです。」
「1年前にも同じプログラムに参加しました。去年は学生の気持ちでやってたけど、社会人になってからやってみると、また違う感じで受け取れたような気がします。」
それぞれにとって実りある時間になったようで、スタッフとしても喜ばしい限りです。
プログラムは同じテーマのものに何回参加しても、その時その時で新たな気づきや発見があります。それはスタッフ(大人)も同じです。是非お時間許す方は何回でも参加して、理解を深めていってください。
次回もよろしくお願いします!
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