今回は2月に行った一泊二日のわたしのみらいプログラムの様子をご報告します。今回も全国の社会的養護のもとに暮らす子どもたちが集まり、楽しい2日間を過ごしました。
1日目はわたしのみらいでは珍しく、参加者全員が今回初参加というメンバーで、中には早朝から新幹線に乗り、引率者なしで初めて東京駅に降り立った参加者もおり、全員がドキドキの初対面からのスタートでした。はじめは緊張した様子の参加者も多かったですが、皆で自己紹介を終え、グループでのワークが始まると徐々に打ち解けて、和やかな雰囲気に。今回は過去にプログラムに参加してくれて社会的養護を卒業した社会人・学生のボランティアスタッフも多く参加してくれ、会場を盛り上げてくれました。
1日目の前半は、高校生の就活に詳しい、株式会社COFFISOの白﨑さんを講師に迎え、オリジナル就職冊子(高チャレ)を用いながら、まずは簡単な適職診断をしました。そして「就職をゴールにせず、まずは夢と目標を決めて、それにつながる仕事選びをしてほしい」という講師の想いから、目標設定をするワークに取り組みました。
はじめは「夢なんてない」と話し、なかなか筆が進まない参加者も、同じグループになったスタッフの夢を叶えたエピソードを聞くうちに、「そんな小さなことでも夢って言っていいんだ。なら好きなバンドのライブに行ってみたいから、毎年行くのを目標に頑張れるお仕事に就きたい。」等と、前向きな気持ちになってくれました。
夕食をとって後半は、以前わたしのみらいのチャリティー講演会でミニライブをしてくれた、社会的養護出身者のKARINさんをゲストスピーカーにリモートでお招きし、体験談を伺いました。
⇒KARINさんに出演いただいたチャリティー講演会でミニライブのレポートはこちら!
お仕事をしながら精力的に作詞・作曲・ライブ活動をして、次々夢を叶えている等身大のKARINさんのお話に、全員が真剣に聞き入ってしまいました。質疑応答の時間には、会場から「夢を叶えるためのコツは?」という質問が寄せられましたが、これには「失敗を恐れないこと」と即答され、子どもだけでなく大人の心にも響いていました。
一日を通じて「夢を持つこと」テーマになりましたが、これを機に参加者の皆さんが夢を恐れず、なりたい自分になるために前向きに人生を楽しんでくれたら嬉しいなと思える内容でした。2日目のレポートに続きます!
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