今年度第1回目の宿泊プログラムを行いました。会場はコロナウイルス感染拡大防止に細心の注意を払いつつ、ソーシャルディスタンスを守って広々とした環境の中、非常にアットホームで落ち着いた雰囲気となりました。また、初めてリモートでもプログラムを同時開催し、遠方の参加者と画面越しに久々の再会を喜び合いました。
今回のプログラムのテーマは、『多様性から考える、わたしの生き方』。まずはLGBTアクティビストの東 小雪さんを講師にお招きして、LGBTを学びました。東さんのすべての人を思いやる言葉と、心優しいお人柄で、会場は終始和やかな空気に包まれました。LGBTを通じて人の多様性を知り、自分と他者との違いを受入れていく事の大切さをお話しいただき、参加者もスタッフも多くの気づきを得る時間となりました。
その後、他のゲスト講師も招いて、多様性を尊重しながら自分らしく生きていくにはどうしたらよいのか、「生きていく上で自分が大切にしていること」を考えるグループワークを行い、最後に参加者一人ずつが「わたしが生きていく上で大切にしたいこと」を発表しました。このような機会を通して、多様な人とのかかわりの中で多くの体験を積み、自分の人生を豊かなものにしてほしいと思います。
夕食後は社会的養護の先輩を講師に招いて、先輩の体験談を伺う座談会を行いました。様々な年代・お仕事・学生生活をしている個性豊かな先輩方から、リアルなお話を伺う楽しい時間となりました。特に今回はコロナが生活にどのような影響を及ぼしているのかも伺うことができ、自立に向けての備えにイメージがわいたことも多かったのではないかと思います。
今回は通常より定員数を減らしての開催となったため、いつものようなワイワイ賑やかな雰囲気とはいかない面もありましたが、その分一人一人が落ち着いて自分と向き合う時間を持てたように思います。子どもだけでなく、大人のスタッフにとっても学びの多い1日目となりました。
2日目のレポートに続きます。
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