「備えよう!わたしの新生活!」をテーマに2日間の自立支援プログラムが行いました。当初は対面とZoomの同時開催の予定でしたが、緊急事態宣言中のため、全面的にZoomに切り替えての開催です。
1日目のプログラムは「わたしのマネープラン」です。参加者1名に対し、3名ほどの大人とグループ作ってワークに取り組みます。参加者の置かれている現状は様々ですが、各々が現時点で希望している進路に進んだと仮定し、新生活の初めの1か月で具体的にどのくらいの収入・支出があるのかを計算してマネープランを作りました。
家賃・食費・被服費・交際費…自分にとって何が重要かは個人によって様々です。
「食事を大事にしたいから食費はゆずれない!」「被服費はまぁいいや…」
計算をしていくとを具体的な生活のイメージも湧いてきます。感心したのは、多くの参加者がマネープランに貯金を組み込んでいた事です。いざという時の出費に備えるのは大切ですね。
実際に自分で1か月の収支を計算することで現状を客観的に見直す機会となり、他人のプランと比較することで、どんな進路に進んでも何かしらの課題はある、という事実に向き合うきっかけとなりました。将来の事を大人と一緒に、具体的に考える、有意義な時間となりました。
後半は大学生ボランティアスタッフによる、「インターン・実習のお話」の講義を聞きました。現役学生の先輩の体験談に参加者も真剣に耳を傾け、興味を持った事に挑戦してみることの大切さや、人との縁や自分の興味が、人生の進路選択に繋がっていく事を学びました。社会的養護出身の先輩からも、一人暮らしで困ったことや大変だったこと、またその対処法なども具体的に伺うことができました。
今日一日で色々な大人から様々な体験談を聞くことができ、参加者からも参考になった話が沢山あったという意見が上がった一日でした。
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