前回に引き続き、2日間リモートで開催した自立支援プログラムの2日目の様子をレポートします。2日目のプログラムは『社会に出てからのトラブルを学ぼう』です。
もうすぐ4月。新生活には新たな出会いが楽しみな反面、新たなトラブルに見舞われる機会も増えます。悪質商法や金銭トラブル、新生活での人間関係、隣人や害虫など新居に住むと起こりうるトラブルなど、卒業して初めて直面するトラブルもあります。特に最近はSNSなどを介し、インターネットを利用したトラブルが日々巧妙化しています。どんな場面でどんなリスクがあるのか、どう対応したら良いのかを勉強しました。
グループワークの時間では、同じグループになった大人から、実際に体験したトラブルの解決法を聞いたり、今参加者が不安に思っていることを話してもらい、トラブルにあった時どのように人に相談するかの練習をしました。
参加者からは、「色々な大人の体験談が聞けて、学校で勉強した時よりも理解が深まった」「春からの一人暮らしが不安だったので、とてもためになった」という感想が寄せられました。
緊急事態宣言の影響で、急遽完全リモートでの開催に変更となりましたが、画面越しでも参加者の皆さんと色々なお話をして、充実した時間を過ごすことができました。次回は直接会ってプログラムができるよう、新型コロナウイルスの感染が1日も早く収束することを願って止みません。それまで私たちもできる限りのサポートを続けていきます。
プログラムの最後には、今月高校を卒業した参加者のお祝いセレモニーを行いました。わたしのみらいでは、プログラムにご参加いただいた方は卒業後も概ね30歳までアフターケアの対象としており、卒業してもサポートは続きます。これからの皆さんの成長をスタッフ一同楽しみにしています。
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