今年度2回目の自立支援プログラムを開催しました。
今回も全国から参加者を募って宿泊研修を行う予定でしたが、東京都の緊急事態宣言に開催期間が重なってしまい、残念ながらリモートでの開催です。
今回のテーマは「可能性を広げる、自立について考えよう」ということで、1日目は社会的養護の先輩から自立の体験談をお話ししていただきました。
一人目のゲストスピーカーはモデルや執筆、社会的養護の理解の輪を広げていくための情報サイトの運営や、東京都里親制度の広告モデル等の自治体事業広報でも活躍されている、田中れいかさんをお招きしました。高校生の時から今までを振り返って、進学のための資金確保の難しさや、大変な中でも夢を追う等身大のお話に、参加者の高校生も真剣に聞き入っていました。
→当日の様子を田中れいかさんのYoutubeチャンネルでもご紹介くださいました!是非併せてご覧ください。
次に先日チャリティー講演会でも登壇していただいた、渡辺睦美さんにもお話いただきました。社会に出てバリバリお仕事しながら大学生活を両立しているお話に、皆がパワーをもらいました。
その他にも、この日は社会人として働く卒業生のお二人にもお話に加わっていただき、最後に皆で「可能性を広げた体験談」をテーマにディスカッションをしました。全員に共通していたのは、人との出会いや繋がりを大切にすること、目の前の事を頑張ることが、いつか夢をかなえる可能性に繋がる、とお話しくださいました。
2日目のテーマは「私らしい自分のデザイン」でした。「自分軸探求シート」を作成するグループワークを行いながら、自立した後、どんな自分になりたいかを掘り下げ、最後にグループの仲間に応援メッセージを送り合い、2日間のプログラムが終了しました。
リモートのため所々やり取りに不便さを感じた面はありましたが、大人も子どもも普段の安心した環境で、リラックスしながらも集中してワークに取り組むことができ、実り多い2日間となりました。
最後に寄せられたアンケートの一部をご紹介します。
「思っていたよりずっと楽しく話をしたり、聞いたりできた。もっと色んな人の話が聞きたくなった。」
「2日間を通して、自分の事や将来の夢の事など、深く考えられる機会になったので良かったです。たくさんの大人の方からたくさんの話を聞けて、すごく勉強になる話ばかりだったので、これからの自立に向けて活かしていきたいなと思いました。」
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