自己PRをしてみよう!

 今年度第1回目の「わたしのみらいプログラム」をリモートと会場のハイブリッドで開催しました。全国から参加者を募り行う、この自立支援プログラム。過去にプログラムに参加して高校を卒業し、大学生になった先輩もお手伝いで参戦!自作の折り紙で会場に華を添えてくれ、初夏のような陽気に負けないアツいプログラムとなりました!


 まず前半に行ったプログラムは自己PR作成!リモート組と会場組に分かれてグループワークを行いました。自分や同じグループになったメンバーの良い点を付箋に書き、渡し合います。リモート組はチャット機能を駆使して付箋に書き出し、あっという間に台紙が付箋で埋め尽くされていきました。

 次に書き出した付箋を分類に分け、エピソードを書き足して、マップを作製します。中々エピソードが思い浮かばない参加者は、スタッフの質問に答えながら、マップの内容を文章の形に落とし込みます。最初は自分をネガティブな言葉で表現する事が多かった参加者も、徐々に自分の個性の良い点に目を向けて、素敵なPR文に磨かれていきます。

 最後に皆の前で作成した自己PR文を発表しました。どの参加者も十人十色、自分の良さをPRする、素敵な発表になりました!


 後半は、社会的養護の元に育ち現在大学生として勉強に励みながら、インターンを通じて起業に興味を持ち、将来は自分の事業を大きくしたい!と言う夢を持つ先輩から、体験談を伺いました。

「自分の進みたい進路から逆算して行動し、受験勉強は戦略を立てて臨んだ」

「自分と同じ目標を持つ仲間と一緒に話すことで、モチベーションを維持している。もし高校生に戻れたら、死ぬほど勉強したい!」

 といった内容の意欲的な発言が次々に飛び出し、そのパワーに圧倒されながらも、普段の自分たちの生活とは違った大学生の生活に、参加してくれた高校生は皆大きな刺激を受けていました。


 寄せられたアンケートの一部を抜粋してご紹介します。

「褒め合うことは大事だと思った」

「自分と似た境遇の人たちから様々な話や意見が聞けて、すごく良かったし、また参加したいなと思いました」

「世間は広い!!(と感じた)」


 会場・リモートそれぞれの参加方法で、色々な事を感じ取りながら、自分や他人の良いところや価値観を認め高め合う、充実したプログラムとなりました。今年度のわたしのみらいプログラムは、引き続き感染状況を踏まえながらハイブリッドで開催していく予定です。次回の開催は8月を予定しています。お楽しみに!

一般社団法人わたしのみらい

児童養護施設等で生活する高校生を対象に、大人になる/自立するってなんだろう、と自らが考える機会になるよう、プログラムを実施しています