宿泊2日目:自分を大切にする生き方とは…?

 今回は、中高生を対象に2日間に渡ってオフライン開催した『わたしのみらいプログラム』の様子をレポートします!久々の宿泊研修でしたが、皆様のご理解・ご協力をいただきながら、感染症対策を万全に行い、無事に開催することができました!


 2日目のプログラムは『自分を大切にする生き方』です。キーワードは、ウェルビーイング。ウェルビーイングとは、自分にとってワクワクしたり満足したりしている状態のこと。最近頑張っていることや、どういった時にワクワクしたり満足したりするかを考えて、書き出したりしながらグループワークを行います。

 自分にとってのウェルビーイングを目に見える形にするのは思ったより難しく、最初は筆が止まりがちだった参加者も、同じグループの仲間に相談しながら、自分が大切に思っている事を他人に話す過程で自分を客観視し、新たな自分を発見していけたようです。

 グループワークの最後にはグループ毎に日頃の感謝を表現する即興劇を行いました。どのグループも趣向を凝らした迫真の演技で、発表後の会場は温かな拍手に包まれ、人に感謝を伝えていく事が自分のウェルビーイングにも繋がる事を皆で体感しました。


 2日間のプログラムの振り返りの時間では、

「友達ができたり、普段出会えない大人と出会えて貴重な経験ができてよかった。」

「参加する前は自分のこの先の目標を考えていなかったが、いろんな大人の人に話を聞いてもらって目標が持てるようになった。」

「いつもはリモートでプログラムに参加していたが、今回は別の施設の子たちと仲良くなれて楽しかった。良い経験になった!」

 等の感想が出てきました。参加者の皆様にとって、この2日間が有意義な時間になっていたようで、スタッフ一同大変嬉しく思いました。


 多くのボランティアの方にご協力いただいたおかげで、無事に2日間のプログラムを実施することができました。本当にありがとうございました。

 今年度は感染症対策に細心の注意を払いつつ、昨年度よりも実開催を多く復活させていく予定です。リモートも同時開催いたしますので、遠方の方もお気軽にご参加ください。

 次回のわたしのみらいプログラムは5月中旬の予定で、テーマは「未来の私にできること」です。次回もお楽しみに!

一般社団法人わたしのみらい

児童養護施設等で生活する高校生を対象に、大人になる/自立するってなんだろう、と自らが考える機会になるよう、プログラムを実施しています