スタッフコラム12:春、新しい一歩を踏み出すために

こんにちは。わたしのみらいの活動のお手伝いをしているMJです。

春は新しい始まりの季節です。進学や就職、そして転居など、環境が変わることに期待と不安が入り混じる時期でもあります。私はアラフォー世代ですが、これまでに13回の引っ越しを経験しました。約3年に1回のペースで新しい場所に移り住んできた計算です。

「新しい環境に馴染めるだろうか」「失敗したらどうしよう」—そんな不安は誰にでもあります。私も幼い頃から度々その感情と向き合ってきました。自身の経験から、新しい環境に飛び込む時には、期待と不安のバランスを取りながら、焦らないことが重要だと感じています。


ストレスとの向き合い方

新しい環境では、これまで経験したことのないストレスを感じることもあります。そんな時は、自分に合った解消法を見つけることが重要です。以下に、私が効果的だと思うストレス解消法をいくつか紹介します。

1話すことで気持ちを整理する

不安を一人で抱え込むと、どんどん気持ちが重くなってしまいます。信頼できる人に話すことで、気持ちが整理され、意外な解決策が見つかることもあります。

2小さな成功を積み重ねる

「うまくできなかったこと」よりも、「できたこと」に目を向けましょう。「時間通りに行動できた」「新しい人に挨拶できた」など、小さな成功を認識することで自信が生まれます。

3無理をしすぎない

新しい環境に適応しようと頑張りすぎると、心身ともに疲れてしまいます。「今日は少し休もう」と自分に優しくする時間を持つことも大切です。

4推し活でエネルギーをチャージする

好きなことに打ち込む時間は、ストレスを和らげる上で非常に効果的です。特に「推し活」、つまり自分が応援したいものや人に夢中になることは、大きな心の支えになります。好きな音楽を聴いたり、映画を観たり、スポーツを応援したり…どんな形でも構いません。推しの存在が「もう少し頑張ろう」という前向きな気持ちを引き出してくれます。


ひとりじゃない—頼れるものを活用しよう

新しい環境では「すべて自分で頑張らなければ」と思いがちですが、困ったときは周囲を頼ることも大切です。友人や先輩など身近な方の他、学校や職場の相談窓口、地域のサポートセンターなど、さまざまな支援制度があります。もちろん「わたしのみらい」もその一つです。「相談するのは気が引ける」と感じることもあるかもしれませんが、サポートを受けることは決して「甘え」ではなく、「よりよく生きるための手段」です。


おわりに

春は新しいスタートの季節ですが、同時に不安を感じやすい時期でもあります。大切なのは、自分のペースを大切にしながら、無理をせず一歩ずつ進むことです。ストレスを感じたときには、自分に合ったリラックス方法を試し、頼れるものを活用しましょう。そして何より、「好きなことを楽しむ時間を大切にする」ことも忘れずに。推し活や趣味が、日々を前向きに過ごすエネルギーになります。

この春、私はバイクでどこか遠くまで行こうかと計画中です。この楽しいことを考えているときが一番幸せです。皆さんの新しい一歩が、実りあるものになりますように。

一般社団法人わたしのみらい

児童養護施設等で生活する高校生を対象に、大人になる/自立するってなんだろう、と自らが考える機会になるよう、プログラムを実施しています