遅ればせながら、春先に実施した宿泊プログラムの様子をご報告します。
さまざまな地域からの中高生が集まり、「奨学金」「先輩との対話」「自立についてのマネープラン」「もしもの時のトラブル対応」と4つのテーマに、一泊二日でプログラムを行いました。
進学を考えている人にとって、奨学金のことを知ることはとても大切です。中高生たちが早い段階で奨学金情報を知ることで、将来について考え準備をする時間が持てます。金銭面が理由で進学は無理…と諦めることがないよう、進学したい人に必要な支援が届くように奨学金について、わたしのみらいプログラムでは何度も知る機会を設けています。
先輩との対話では、社会人と大学生の社会的養護の先輩たちがご自身の進路決定や利用した奨学金に関する実体験を話してくれました。ある先輩は「チャンスはある、チャンスをつかむことに意識を向けよう」というメッセージをくれました。中高生のみんなが大きくうなづいていたのがとても印象的でした。
マネープランでは、一人暮らしは何にいくらかかるのか?グループごとに大人と一緒に予算を組み立ててみました。収支のバランスが取れている人もいれば、調整が必要でありどこを工夫するか考えてもう一度チャレンジをしたりと、その取り組みから中高生たちの気づきが多くあったようで、心の準備ができたとの感想もありました。今回の注目は「貯金」という項目をほとんどの人が入れていたことです。みんなしっかりしています!
そして、社会的養護の社会人の先輩が実体験をもとにしたエピソードを交えて、もしもの時のトラブル対応についてお話くださいました。自立後、自分自身が安心して暮らすために困り事や悩み事があるときは信頼できる人に相談することを何度も伝えてくれました。わたしのみらいもさまざまな相談に応じています。一人で頑張りすぎないで頼ってくださいね!
盛りだくさんの二日間でしたが、参加してくださったみなさんにとって実りある大事な時間となったのではと思っています。みなさんありがとうございました!
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