進路選択について考えよう

 今年度2回目の施設訪問プログラムを実施しました。初回プログラムに参加してくれた中高生たちに、プログラムでやりたいことを聞いたところ「進路選択について考えてみたい」という声が一番多くありました。今回はそのリクエストに応えてのテーマです。
 
 誰もが経験する進路選択ですが、やりたいことがたくさん浮かぶ人にとってどのように道を選ぶといいのか悩みますよね。将来のことは実感もって考えられない…という場合もあるかと思います。

 今回はボランティアの大人と1対1で、今考えていることを言葉にしながら、どんな可能性があるか一緒に考えてみました。


 憧れる仕事、興味のある学び、できるかどうかわからないけれどまずは自分の心の中にあるものを出すことで新たな視点を持つことができたり、具体的に取り組んでみたいことを発見したりと、それぞれが有意義な時間を過ごすことができました。

  ネットを使い調べることが容易な反面、情報が多すぎて混乱してしまうこともあります。そんなときは、大人を頼って調べ方を教えてもらい一緒に考えを整理する時間を持ちましょう。

 今日の体験をもとに自分ひとりでも夏休みの時間を使って、興味ある仕事を調べてみると意欲を持った人もいました。将来の明確な目標に向けて、今という高校生の時をどう過ごすかが大事なことだという考えに至った人もいます。
 一人一人、取り組み方はさまざまですがその時間で気がついた自分の想いをぜひ大切にしてほしいなと思います。
 
アンケートの一部を紹介しましょう。
「普段あまり考えないことを調べることができてよかった」
「いろいろな話ができて楽しかったし、大人の意見が参考になった」
「目指す進学先が高等教育修学支援制度の対象校だと確認ができてよかった」
「自分が興味のあることをベースに、しっかり考えて進路を決めたいと思った」
どんな選択をして自分自身の人生を歩んでいくのでしょうか。みんなの未来がとても楽しみです!


一般社団法人わたしのみらい

児童養護施設等で生活する高校生を対象に、大人になる/自立するってなんだろう、と自らが考える機会になるよう、プログラムを実施しています