夏のプログラム報告③ お金と法律

 猛暑日のある日、たくさんの中高生や大人たちが元気に参加してくれました。会場は大きくステキなビルの中なので涼しく快適にプログラムに取り組めました。


 今回は金融関係の大人の方々、法律関係の大人の方々が講師やボランティアとして参加してくださり、専門的なお話しを中高生にわかりやすく伝えてくれました。自立に向け漠然とした不安を持っている方も多いと思いますが、具体的に何を準備すればよいのか、安全に安心した生活をしていくために必要なことはなにか、困ったときはどうしたらよいのか、など多くのことを学びました。


 家電量販店に出向き、家電の値段を調べるフィールドワークも行いました。一人暮らしをすることをイメージして選ぶ家電は様々です。ある参加者が自分の好みや性能を考えて「これがいい!」と選んだ家電…それは予算オーバーの品物でした。しかし、諦めるのではなくバイトをして貯金して購入する!という目標を立てました。何かを決めるときにいろいろなチョイスがありますが、自分の意欲が湧くチョイスができるのは大きな力になりますね!

 また、今回は多くの里親さん、職員さんのご参加もあり、大人と卒業生での対話の時間を設けとても有意義なやり取りが行われました。


参加者の感想

「将来自立してから気をつけるべきことがわかった」

「家電について自分でさらに調べてみようと思う」

「先輩たち、大人たちから一人暮らしの体験を聞くことができてよかった」

「SNSでのやり取りは気をつけようと思った。」


 夏のプログラムにご参加いただいたみなさま、本当にありがとうございました!秋からもいろいろなテーマのプログラムを準備しています。多くの中高生のみなさんにお会いできることを楽しみにしています!

一般社団法人わたしのみらい

児童養護施設等で生活する高校生を対象に、大人になる/自立するってなんだろう、と自らが考える機会になるよう、プログラムを実施しています