スタッフコラム10:手帳のススメ

 皆さん、こんにちは。わたしのみらいの皆様のプログラムのお手伝いをしているつっちーと申します。今回コラムの依頼を受け、内容を考えたのですが、もうすぐ新年度で手帳を買う時期でもありますので、私が数年前から行っている手帳の使い方について、皆さんにご紹介したいと思います。


1:やりたい事を100個書き出す。

 ポイントは3日間ほどで100個書き出すこと。とにかく100個。30個でも60個でもダメです。100個です。書き始めてるうちに、どんどんネタが尽きてきます。そのため、忘れていたやりたかったことや、やりたい事をどんどん細かく考えていくことになります。

 その結果、最初は「海外旅行に行く」が「ヨーロッパに旅行に行く」になり「ロンドンに行く」と「スペインに行く」になり「バッキンガム宮殿を見に行く」と「FCバルセロナの試合を見に行く」や「サクラダファミリアを見に行く」と具体的になっていきます。

 旅行などの大きなことじゃなくても良いのです。「留学をする」から「英語を勉強する」になって「リスニング力を鍛える」「仮定法をマスターする」「英検を受ける」と細分化します。「朝起きたらベットを整える」というようなことでもよいのです。日付を書いて、いつまでに達成したいかも書きましょう。

 メジャーリーガの大谷翔平さんはマンダラチャート、snowmanの目黒蓮さんは夢ノートを作って目標や夢を設定して実践しているのは有名な話ですね。


2:1週間に2時間手帳時間を作る

 次の1週間はどんな予定があるのか、やらなければいけない事は何か、やりたいことは何か。それらを書き込みます。0時から24時間までの予定を書き込めるタイプが便利です。

 まず、起床時間と就寝時間に線を引いて、学校や仕事など予定が決まっている時間を書き込みます。そして、移動時間や食事やお風呂、好きな動画を見るなどの時間も書き込んだ後、空欄の時間帯があるはずです。そこには1で挙げたやりたい事からその日にやれることを選んで書き込むのです。

 例えば今年中に英検を受けるとすると、今月は何を勉強するか、今週は何を勉強するか、月曜日は何を勉強するか、火曜日は何を勉強するかを決めて手帳の空白の時間を埋めていきます。1週間の計画を埋めたら、毎日手帳を見て行動するだけ。

 最初はうまくできないことも多いですが、先週の失敗をまた次の週で改善するようにするとどんどん上手く動き出し、やりたいと思っていたことがどんどん達成されていきます。その達成できた気持ち良さを是非皆さんにも感じて頂きたいです。自分の時間を予約することで、なりたい自分に近づく習慣が身につきます。

 10代で心のどこかで「やってみたい」という気持ちは、大人になってもやはり「やってみたい」と思うものです。そして「やってみたいこと」はどんどんやるべきなのです。だから、皆さんにはどんどんわがままになってたくさんの「やってみたい」を作って達成する人生を歩んでほしいと願っています。

一般社団法人わたしのみらい

児童養護施設等で生活する高校生を対象に、大人になる/自立するってなんだろう、と自らが考える機会になるよう、プログラムを実施しています